- 転職の思考法についてその要約を掴める!
- 就活・転職の際の考えるべき事が分かる!
- キャリアデザインのための着眼点が分かる!
この記事では、キャリアデザインに関する人気書籍「転職の思考法」の内容を要約してまとめて紹介していきます。
この記事を読む事で、キャリアデザインとは何か、就活・転職の際に考えるべき大切な事を学ぶことができます。
転職の思考法まとめ
みなさんこんにちは!ライフハックアニメーションです!
今日の記事では、人生において避けて通る事の難しい事の1つである「仕事」について、
一緒に考えていきます。
このチャンネルにおける仕事に対する基本的な考え方は、
「好きなこと・やりたい事を仕事にする」
という事ではありますが、
今日の動画では、そういった発想は一旦脇に置いておき、
今までとは違った角度から仕事選びに関しての解説をしていきます。
就活中の方や、転職や独立を考えていらっしゃる方は、
今日の記事を読む事で、仕事選びにおいて、
- どういった視点で仕事選びをすれば良いのか
- どういう事を考えて仕事選びをすれば良いのか
という着眼点を手に入れる事が出来ます。
是非最後までお楽しみください。
キャリアデザイン入門
キャリアとは「経歴」を意味しますが、
仕事の話においては、
それまでの自分の職歴および人材としての自分の価値をアピールするものとなります。
そして、
この記事を見られている方は、今まさに
自分のキャリアというものを今後の人生の中でどのようにデザインしていけば良いのかという事について考えていられるのかと思います。
しかし、キャリア形成については、
特に学校などで教わるわけでもありませんし、漠然としたものになってはいないでしょうか。
そこでこの記事では、
キャリアに関する数ある考え方の中で、オススメの1つである、
キャリア形成の三軸について紹介します。
その三軸というのは、
- 技術資産
- 人脈
- 業界の生産性
です。
これら3つについては後ほど詳しく解説を加えますが、
考え方として大切なことは、
これら3つの軸を意図的にデザインして伸ばしていくことが、
キャリア形成を有利に進めていく上での秘訣になるということです。
ただ、三つの軸を全て伸ばすのは難しいため、
三つのうちの二つに特化させて伸ばしていくようにします。
その上で、それぞれ3つの軸について解説を加えます。
キャリア形成の三軸とは
技術資産とは
まず、
技術資産とは、価値のある技術を自分はどのくらい持っているかということであり、
それは「専門性」と「経験」で成り立っています。
専門性とは、自分の能力の中で特に秀でた部分の事を指します。
他の人と比較した時に、自分は特にこの部分に秀でていると言える部分が専門性となります。
経験とは、その専門領域において自分がどれくらいの期間、どのくらいの濃さでそこに携わってきたかという事です。
そして、それら専門性と経験とを掛け合わせたものが技術資産となります。
そのように聞くと、自分には技術資産が無いと思われてしまうかもしれませんが、
それは考え方次第です。
プログラミングやデザイン、といったスキルは専門性として分かりやすいものですが、
基本的にどのような仕事だとしても、必ず技術資産が自分には残されるはずです。
例えば、飲食店でのアルバイト1つをとってみても、
もしバイトリーダーとしてのポジションにまでなったとしたら、
・飲食店における小規模チームの運営
という専門性が考えられます。
さらにもう一段階抽象化して、
10人前後の組織運営に関する専門知識と経験
というように、自分の技術資産を定める事ができます。
つまり、
技術資産とは、自分のそれまでの職歴を棚卸しした上で、
自分の強みというものを切り口を変えて表現したものであると言えます。
人脈(人的資産)
次に、
人脈(人的資産)
とは、自分が仕事に関しての価値ある人間関係をどれくらい持てているかという事です。
単純に友達の数が多いことは、必ずしも仕事において人脈があるとは言えません。
人脈とは、幅広い意味を持ちますが、それは例えば
- 実際の仕事につながるコネクション
- 知識や紹介などで助けてくれるコネクション
- 信頼関係にあるコネクション
など、やはりそこにも質と量とが関わってきます。
仕事における人間関係の質と量とを高めることが、人脈という軸を伸ばしていくうえにおいての重要な観点となります。
業界の生産性とは
そして最後に
業界の生産性とは、例えばその業界で、人一人が1時間働いたときにどのくらいの利益が発生するかという事です。
そして、業界の生産性が高ければ高いほど、そこで働く人に支払われる報酬は高くなります。
業界の生産性については、低い業界と高い業界とでは20倍ほどの差があると言われています。
つまり、同じ1時間でも発生する報酬に20倍近くの差がありうるという事です。
仮の話として、
仕事の給料が高い方がキャリアとして好ましいとするならば、
生産性の高い業界に身を置く事が、自分のキャリアを有利にデザインしていくにあたって重要な観点となります。
しかし大事な論点としては、業界の成長フェーズへの考察も重要です。
つまり、現時点では規模のある業界でも、今後衰退を余儀なくされている業界に身を置いてしまっては、将来的な活躍の場が先細りしていくのは目に見えています。
そのため、
現時点ではそこそこの成長段階の業界であったとしても、
今後中長期的な目で成長をしていくであろう業界を見定め、そこに身を置くようにするという発想が大切になってきます。
どの要素を伸ばしていくか
以上の三つが、自分のキャリアをデザインしていく上で考えるべき三軸です。
例えば、
①の技術資産が高い人というのは、多くの会社から必要とされる高い技術力を持った人です。多くの会社が欲しがる人材なので当然会社側から提案される報酬額も高くなります。
②の人脈が豊富の人というのは、人間関係だけで仕事を持ってこれ、また人間関係だけで価値ある情報を迅速に手に入れられる人です。仕事の選択肢が多くあり、また一般的には手に入れづらい価値ある情報を早く手に入れることができるので、当然金銭的にも有利な展開を望めます。
そして③の業界の生産性が高い領域にいる人というのは、シンプルに自分一人が生み出すお金の規模が大きいため、当然自分に払われる報酬のポテンシャルも高いものとなります。
そして、
理想とされるキャリアというのはそれらのうちの二つのレベルが高い状態であると言われています。
つまり、
現在就活中の方や、転職や独立を考えている方というのは、
これら三軸を自分のケースに当てはめてじっくり考えてみましょう。
まず、自分の現在は一体どのような状況にいるのか。三軸のうち一体どれが特に秀でていると言えるのか。
そして、これからどの軸を特に伸ばせていけそうか?また伸ばしていきたいか?
漠然と自分のキャリアについて考えるよりは、
このような三つの観点をもった上で考えた方が、
より体系的に自分のキャリアについてイメージが湧いてくるのでは無いでしょうか。
会社選びの方法について
それでは先ほど紹介した3つの軸について、
自分のケースに当てはめて考えてみた上で、自分のキャリアをデザインしていく方向性というものがなんとなくにでも決まったとしましょう。
しかし、独立を考えるのでない限り、
仕事をするためには、会社に所属するということを考えなくてはいけません。
つまり、自分の価値をお金で買ってくれる相手を探さなくてはいけないわけです。
ここで重要となってくるのが、「会社選び」です。
といっても、世の中にはたくさんの会社があるので、一体どの会社に入れば良いのかを決めるのは、それはそれでまた難しい話になってきます。
ただし、どうしても優先するべきポイントというのが1つあります。
それは、
自分が活躍できる会社を選ぶということです。
自分がそこで活躍できる会社かどうかを見極めるポイントは、
自分の強み、もしくは強みにしていきたい要素と会社の強みとが一致している会社を選ぶということです。
先ほど3つの軸について考える中で、
将来的に伸ばしていきたい自分の武器というものの方向性がいくらかは見えたかと思います。
その方向性と、会社の強みとをなんとか一致させることは出来ないかという視点をもって、
会社選びはしてみましょう。
もちろん働きやすさであったり、会社の文化、などその他にも会社選びの軸というのは多くありますが、
極論、自分が活躍できる環境でさえあれば、その他の要件は自然と満たされていくとも言えます。
「転職の思考法」要約まとめ
以上いかがでしたか?
この記事では、就活中であったり転職、はたまた独立を考えてる方を対象に、
仕事選びの際に、自分のキャリアを意図的にデザインしていくための着眼点を紹介してきました。
最初に述べたとおり、
仕事に関してこのチャンネルの基本的な方針は、
「好きなこと・やりたい事を仕事にする」
という事です。
なぜならば、
仕事というのは、どんなにその印象が華やかであったり、カッコ良かったりしたとしても、
実際にしている事をズームアップして見てみると、それは作業の連続であり、
もしその作業を好きになれないのであれば、
どんなに報酬の高い仕事であったとしても、
どんどん苦痛以外のなにものでもなくなってしまうからです。
幸福というものを「お金」だけで見るならば、
まさにこの動画で解説をしたように、自分のキャリアというものを合理的に考え、
報酬面で有利な展開に導くように試行錯誤していくことが好ましいと言えます。
しかし、
いくらお金が沢山あっても、毎日がつまらなく苦痛に満ちたものであるならば、
その状態が幸せではない事は誰の目にも明らかです。
「好きなこと・やりたい事を仕事にする」
という事に関して、この動画では特に取り扱っては来ませんでしたが、
ご興味のある方は是非これらの記事もご覧ください。
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そして、
「好きなこと・やりたい事を仕事にする」
という思考法を手に入れた上で、
今日の記事で解説をしてきたような、
キャリアデザインの観点を取り入れることで、
また違った将来設計というものが描けていけるのではないでしょうか。
キャリアデザインの三軸は、
- 技術資産
- 人脈
- 業界の生産性
の三つです。これら三つの中の二つを特に成長させていけないかを考えてみましょう。
この記事の内容が何か1つでもあなたのお役にたてておりましたら幸いです。
最後までご視聴ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
P.S.
当記事の内容はYoutube動画でも解説をしておりますので合わせてご視聴頂けますとより効果的に理解を深めることができます。
- キャリアとは
- 経歴
- 人材としての自分の価値をアピールするもの
- キャリア形成の三軸
- ①技術資産
- 専門性と経験で成り立つ
- 専門性とは自分の能力の中で特に秀でた部分
- 経験とはどのくらいの期間、どのくらいの濃さで携わったか
- これまでの経験を棚卸し、切り口を変え抽象化し自分なりに定義するもの
- 専門性と経験で成り立つ
- ②人脈
- 仕事に関して価値のある人間関係をどれくらい持てているか
- 実際の仕事につながるコネクション
- 知識や紹介などで助けてくれるコネクション
- 信頼関係にあるコネクション
- 仕事に関して価値のある人間関係をどれくらい持てているか
- ③業界の生産性
- その業界で人一人が1時間働いたときにどのくらいの利益が発生するか
- 業界の生産性が高いほど報酬は高くなりやすい
- 業界の成長フェーズへの考察も重要
- 衰退中ではなく成長中の業界に身を置くべき
- ①技術資産
- 会社選びの重要観点
- 自分が活躍できる会社を選ぶ
- 自分が伸ばしたい強みと、会社の強みとが一致していることが理想
- 好きな事・やりたい事について
- 仕事は本質的には「作業の連続」
- 作業を好きになれないと仕事は途端に苦痛になる
- 好きな事を仕事にするという思考とキャリアデザインの思考とを両立させると良い
参考文献:
北野 唯我(2018)このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法 ダイヤモンド社
moto(2019) 転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方 扶桑社
和多田 保(2019)ブランディング転職術 standards
松本 利明(2019)「いつでも転職できる」を武器にする 市場価値に左右されない「自分軸」の作り方 KADOKAWA