全8回に渡りお届けしてきました連載企画「毎日の計画作りを当たり前のようにできるようになろう!」でしたが、どうでしょうか?
小さく簡単なところから始めたので比較的続けられている!という方も多いのではないでしょうか?
今日は少し背伸びをして、
もっと効果的な毎日の計画作りの方法について紹介します!
毎日の計画に付け加えて欲しいこと
今までは、
- したいこと(緊急じゃないけど重要なこと)
- しなくてはいけないこと(緊急なこと)
について主に記入して頂いてきたかと思いますが、
さらにステップアップを目指すのなら、次のことも盛り込むようにしてみてください。
それは、
- 失敗の予測と対策
- 計画達成のメリット
- 今日あえてしないこと
- 1日の振り返り
の4つです。
①失敗の予測と対策を計画に入れておこう!
計画がうまくいかない理由の1つに、途中から計画通りにいかなくなって「嫌になってしまう」ということがあります。
しかし、計画通りにいかないことの方がはるかに多いはずです。
そのため、そもそも計画通りにいかない可能性を事前に予測しておけばよいのです。
実際、人間は計画の達成を妨げるトラブルのイメージを具体的に認識しておくことで、そのトラブルさえ乗り越えれば計画達成のメリットを得られるとはっきり認識しモチベーションを高めることができます。
また1日の計画として事前に失敗の予測と、
・失敗しないように事前にできることは?
・仮に失敗したとしたらどう動く?
ということを、「対策」として考えておくことで、途中で計画通りにいかなくなってしまったとしても嫌になって投げ出すということを減らすことができます。
そのため、毎日の計画の中に、失敗の予測とそれへの対策を入れ込むようにしておきましょう。
(※)対策というのは、2つあります。それは失敗を避けるための事前対策と、仮に失敗した時にどうするかをあらかじめ決めておくという事後対策です。
②計画達成のメリットを書こう!
計画を毎日繰り返していると、時として次のように思うことがあります。
「あれ、いったいなんのための1日なんだろう」
と。
そのような時というのは、日々の出来事に追われ、長期的な視野を見失っている証拠です。
そのため、少しめんどくさくはありますが、長期的に見た時に今日という1日を計画通りに頑張ることのメリットをはっきり認識しておくと良いのです。
そのように、長期的な視野に立った上での現時点の立ち位置をはっきり認識できることで、毎日の計画実行へのモチベーションを保つことができるようになります。
それだけではなく、長期的な視野を忘れないことで、計画の内容とその実行の質の両方を高めることができます。
③今日あえてしないこと
「選択と集中」という言葉がありますが、それは日常レベルでも当てはまります。あれもこれもとやっていると、いろいろやっているはずなのに、結局1日を通じてなにをやったのか良くわからない、という事態になってしまいます。
そこで「今日あえてしないこと」というのをいくつか設定するのが良いです。
例えば、
・今日はあえて買い物にはいかない
・今日はあえて趣味の裁縫はしない
・今日はあえて寄り道せず家にすぐ帰る
など。
とくに計画をすることなく1日を過ごしていると、身近な誘惑に負けて衝動的にあれもこれもと実はいろいろやってしまっています。
それ自体は小さなことでも、それが2個、3個、4個と積み重なってくると、それだけで時間は圧倒いう間に過ぎてしまい、やろうと思っていたことをする時間がなくなってしまいます。
そのため、「あえてしないこと」というのをはっきり決めておくことで、衝動に負けて余計なことをし過ぎないように自分を節制することができるようになります!
④1日の振り返りをしよう!
1日の振り返りはとても大切です!それは、計画自体をどんどん洗練させていくというだけではなく、1日の中で自分自身としっかり向き合う「内省」の時間をとることができるからです。
自分と向き合う内省の時間をもつ習慣のある人は、そうでない人よりも自己効力感が高く、精神的にも落ち着いた状態を保つことができます。
また、この1日の振り返りの時間があるだけで、
毎日少しずつでも着実に成長を重ねられているという実感をもつことができます。
日中に感じた気づきや、感想、明日へのアイデアなど、ちゃんと書き記しましょう。
こちらのシートはもちろん使わなくても構いません。あくまでもその内容や形式を参考に、ご自身にとって一番続けやすい方法を模索してみることが大切です。